2 世界の缶詰・日本の缶詰

缶詰は世界中で生産、種類は約1,200種

缶詰は世界の国々で作られており、その種類はおよそ1,200種類以上といわれています。缶詰の代表的な生産国はアメリカ、イタリア、タイ、中国、スペイン、フランス、フィリピン、ギリシャ、インドネシア、南アフリカ、オランダ、そして日本などであり、これらの国々で世界中の缶詰生産量の90%近くをカバーしていると推測されます。主要な品目には、まぐろ、さけ等の水産缶詰、みかん、もも、パインアップル、混合果実等の果実缶詰、スイートコーン、トマト、マッシュルーム、アスパラガス等の野菜類などがあげられます。世界中で生産されたこれらの缶詰は、輸出・輸入を経て世界各国の人々の間で消費されています。日本は世界でも有数の缶詰生産国であり、かつ代表的な消費国に数えられています。

日本の食料缶詰・びん詰は、平成23年(2011年)に約34万トン生産されています。この生産量は10年前の平成14年(2002年)と比べると約0.7倍となっています。これは、缶詰以外のさまざまな加工食品を家庭や外食産業事業者が利用できるようになったことがその理由として考えられます。レトルト食品も缶詰に代わって生産量を伸ばしている加工食品の一つですがその生産量は平成23年に33万トンで、10年前に比べると約1.2倍に増加しています。

一方、缶詰の輸入量についてみると、平成23年は72万トン、1,168億円で、同じく10年前と比べると約1倍となっています。

この、缶詰の国内生産量と海外からの輸入量を加え、輸出量を引いたものを「年間国内消費量」として試算すると、現在国民1人あたり33缶(1缶=250gとして)を消費していることになります。

また、果汁やコーヒー、お茶などの飲料缶の生産量は、平成23年に298万トンを示し、10年前の平成14年と比較すると約0.8倍となっています。この飲料缶詰と上の食料缶詰、びん詰をあわせた1年間の国内消費量は、国民1人あたり126缶(1缶=250gとして)にのぼります。

こうしてわたしたちは、たくさんの缶詰を消費しています。食べ終わったあとの空き缶についてリサイクル率(平成23年)をご紹介しますと、スチール缶が90.4%、アルミ缶が92.5%も回収・再生されています。皆様の正しいゴミの分別排出にも支えられて、空き缶のリサイクル率は年々高まっています。

わが国の缶詰、びん詰の生産・輸出・輸入・供給量推移

日本の缶・びん詰の生産・輸出・輸入・供給量推移折れ線グラフ

缶詰・びん詰・レトルト食品 生産数量

国内生産数量統計(直近10年間のデータ)をご覧ください