(缶詰時報 2002年12月号掲載)

10月8日にレトルト食品品評会が開催されました。研究所がこの地に移転する前は東京で開催されており見学の方も多かったような気がしますが、研究所で開催するようになってからは少なくなったようです。確かに都内から電車で1時間半位はかかります。工業団地の中にあり周囲にはお店一つなく、不便な場所ですから仕方ないのかもしれません。
そんな不便な福浦駅側にコンビニエンスストアが先月オープンしました。この辺りは工業団地の中ですから平日の昼間はいいとしても、平日の夜、土曜日、日曜日にはすっかり人気がなくなってしまいます。この環境でコンビニエンスストアを維持するのは大変だろうと思います。私はまだ一度も行ったことがありませんが、昼食でも買いに行きたいと思っています。

ころで昼食に仕出し弁当を利用する人も多いと思いますが、私もその1人です。仕出し弁当は安価で多品目の食材が使用されバラエティーに富んだメニューですが結構高カロリーでもあります。

  現在私が食べている仕出し弁当も1食あたり約900〜1000kcalの設定となっています。内訳はおかず450〜500kcal、白飯(280g入り)約 470kcalです。

第6次改定日本人の栄養所要量によれば大部分の日本人は生活活動強度「U(やや低い)」にあたり、生活活動強度「U」の男性(18〜69歳)のエネルギー必要量は1日あたり2000〜2300kcal、同女性は1650〜1800kcalとなっています。
ですから昼食に900〜1000kcal程摂取することは1日のエネルギー必要量の約半分を摂取することになります。私の場合は摂食量を調整していますが、他の食事で1日の摂取エネルギーを調整する、あるいは消費エネルギーを増やすことが理想的でしょう。

カロリーばかりをクローズアップしてしまいましたが、食事で大切なことはバランスだと思います。栄養素のバランスのとれた食事を心がけたいものです。

(第一研究室研究員 田口真寿美)


<2002年10月の主な業務>

試験・研究・調査

  1. 小型熱交換器による飲料の超高温殺菌に関する研究 
  2. 並列コンピュータ構築に関する研究 
  3. 高温性偏性嫌気性細菌の芽胞形成培地の検討 
  4. 高温性偏性嫌気性細菌のPCRによる同定 
  5. タケノコの色素に関する研究 
  6. アルミレスパウチの性能評価試験 
  7. インターネットによる情報管理

依頼試験

新規受付28件、前月より繰り越し13件、合計41件、うち完了24件、来月へ繰り越し17件

主要項目;レトルト食品の貯蔵試験、異物検定、成分分析(栄養、重金属、ヒスタミン)、揮発性成分分析、容器腐食原因究明、細菌接種試験、変敗原因究明、菌数測定、無菌試験、カビ同定、証明書作成、容器密封性状試験、容器性能試験、熱伝達測定、FDA登録関連業務、通関統計データ処理

その他

  1. チルド食品・食品包装プロセス研究会業務(情報誌作成、会議開催、事務業務)
  2. レトルト食品品評会事務局業務 
  3. 主任技術者講習会(殺菌:講師担当、品質管理:資格査定)
  4. 講演会(日本清涼飲料研究会、食品包装人材育成研修会、先端食品産業技術実用化セミナー、缶詰表示説明会)
  5. 展示会調査(東京国際包装展、食品開発展)
  6. レトルト食品フェア 
  7. 会員サービス(見学対応、研修、電話、電子メール回答など)

登録:2002/12/18
Copyright (c) 2002, (社)日本缶詰びん詰レトルト食品協会 Japan Canners Association