(缶詰時報 2008年1月号掲載)

年おめでとうございます。会員企業の益々のご発展を祈念いたします。

年、本会の創立80周年記念式典では全国各地から多数の会員企業の皆様方にご参集賜りました。誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申しあげます。

て、昨年は年明け早々に食品の安全・安心、安心・安全を揺るがす問題が発生いたしました。一企業の問題かとも思っていましたが、その後連鎖反応のように同様の問題が全国各地から噴出してしまいました。師走を迎えても連日のように新聞紙上にはおわびや回収の記事が数多く掲載されています。食品に限らず様々な業種でみられているようです。残念ながらまたかといいますか後ろ向きな話題ばかりの一年ではなかったかなという思いです。思えば平成12年に食品の安全・安心問題の契機となった事件、事故が発生し業界への警鐘となったはずではなかったかと。

しかし、その当時の事件や事故、クレーム問題に対して対岸の火事あるいは関係ないとの認識でいたのでしょうか。老舗と称される長年信用を積み重ねてこられたであろう食品製造企業がこのような現状では消費者の食品に対する不信感は増大するばかりかと思います。この不信感をどのような形で払拭し信頼回復に向けて努めて行くことは当然のことかと思います。

“真面目にやりましょう真面目に”、“真面目に取り組みましょう真面目に”今更ではありますがこんなスローガンを掲げてみたいと思います。

員企業にご支援いただきますよう業務に精励していく所存ですので本年もよろしくお願いいたします。

報をお知らせします。前研究所次長兼食品微生物学研究室室長の松田典彦氏が去る12月4日に他界されました。68歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

  

 (研究所長 駒木 勝)


<2007年11月の主な業務>

試験・研究・調査

  1. 熱帯果実の有機酸組成および陰イオン組成の分析等

  2. 交流高電界による耐熱性細菌芽胞の死滅挙動(会員企業との共同研究) 

  3. 連続式通電加熱の熱伝達解析

  4. インターネットによる情報管理

  5. データベースの実用化

依頼試験

 新規受付25件、前月より繰り越し35件、合計60件。うち完了35件、来月へ繰り越し25件。

主要項目:貯蔵試験、分析(ヘッドスペースガス、有機酸組成、栄養成分等)、異物検定、金属定量、原因究明(変色、白濁、異臭、変敗)、微生物接種試験、菌株同定、耐熱性試験、細菌試験、菌株分与、容器性状観察、容器性能試験、FDA殺菌条件申告、FDA施設管理登録、英文証明書作成、研修、ホームページ管理、通関統計データ処理

その他

  1. 創立80周年記念式典事務局業務

  2. 第56回技術大会研究発表および事務局業務

  3. 審査担当(長野県園芸特産振興品評会)

  4. 食品開発展

  5. 研究会(チルド情報原稿作成、会議開催業務)

  6. FDA管理サービス関連業務

  7. 会員サービス他(技術指導、文献調査、見学応対、電話、電子メール回答)

 


Update 2008/1/8

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