(缶詰時報 2002年11月号掲載)
ォルト・ディズニーは、"ディズニーランドが人々に幸福を与える場所、おとなも子供も、ともに生命の驚異や冒険を体験し、楽しい思い出をつくってもらえるような場所であってほしい"との願いを胸に、1955年7月、ディズニーランドがオープンした時に、こんなふうに語ったそうです。"ちょっと見てごらんよ。こんなにたくさんの嬉しそうな顔をいままで見たことがあるかい?こんなに大勢の人間が楽しんでいるところをさ"

して、ウォルトの生誕100周年を迎えた2001年、ここ日本では、"夢と魔法の王国「東京ディズニーランド」"に隣接する第二パーク、"冒険とイマジネーションの海へ「東京ディズニーシー」"がオープンし、ホテルやショッピング施設等を含めた「東京ディズニーリゾート」は連日、老若男女を問わず、多く人々に夢と感動を与え続けています。

 

 

  ころで、「東京ディズニーシー」の7つの魅力的なテーマポートの中に、缶詰工場があることをご存知でしょうか?もちろんそれは、時代背景にこだわって再現された、テーマポートの街並みのひとつなのですが・・・
――20世紀初頭のアメリカに見られた2つの港町を、ノスタルジックに再現しているアメリカンウォーターフロント。そして、そこにある港のひとつ、ケープコッド(タラの岬)は、ニューイングランド(アメリカ合衆国北東部の6つの州からなる地域)地方の静かな漁村で、カナダとの国境に近く、タラの漁場として有名な大陸棚グランド・バンクスもすぐそば。ケープコッドにある「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(東京ディズニーシーを蒸気船で一周するアトラクション)」のドッグは、缶詰工場を兼ね、その名は「GRAND BANKS CANNERY」――

"永遠に完成することのないもの"として今後も限りない発展を続けるディズニーの世界。そして空が大好きな私は、空をテーマにした「東京ディズニースカイ」のオープンを心待ちにしているのです。

(第4研究室研究員 加藤睦美)


<2002年9月の主な業務>

試験・研究・調査

  1. 小型熱交換器による飲料の超高温殺菌に関する研究 
  2. 並列コンピュータ構築に関する研究 
  3. 高温性偏性嫌気性細菌の芽胞形成培地の検討 
  4. 高温性偏性嫌気性細菌のPCRによる同定 
  5. タケノコの色素に関する研究 
  6. アルミレスパウチに関する試験 
  7. インターネットによる情報管理

依頼試験

新規受付21件、前月より繰り越し9件、合計30件、うち完了17件、来月へ繰り越し13件

主要項目;レトルト食品の貯蔵試験、異物検定、成分分析(栄養、重金属)、細菌接種試験、変敗原因究明、菌株同定、菌汚染状況調査、無菌試験、証明書作成、缶密封性状試験、容器性能試験、熱伝達測定、FDA登録関連業務、通関統計データ処理

その他

  1. チルド食品・食品包装プロセス研究会業務(情報誌作成、会議開催、事務業務)
  2. レトルト食品品評会事務局業務 
  3. 学会(日本食品微生物学会、果汁協会研究会) 
  4. 講演(長野県産業大学)
  5. 展示会調査(真空展、分析機器展)
  6. 会議(ボツリヌスのリスク評価検討会、情報システム検討委員会)
  7. 会員サービス(工場訪問、電話、電子メール回答など)

登録:2002/11/18
Copyright (c) 2002, (社)日本缶詰びん詰レトルト食品協会 Japan Canners Association