(缶詰時報 2005年5月号掲載) |
7年前移転した研究所は、横浜市といっても横須賀のすぐ隣で、海が近く静かで暖かい所です。この原稿を書いている4月初めは桜の花が満開、特に金沢文庫やその周りの桜並木が一面ピンクで散歩するだけで幸せな気分になってきます。
研究所から、八景島シーパラダイスや、江戸前「小柴のしゃこ」で有名な柴漁港を通って、「金沢文庫」に隣接する称名寺境内の桜の下で一休み。アーチ型の赤い橋のかかる池と満開の桜をうっとり見ていると、いつの間にか提灯にあかりが灯り、宴会グループが集合する頃、我に返って家路に着きます。それから金沢文庫駅までは15分ほど、手入れのよい庭をこっそり拝見しながら歩いていると、庭木に咲く花の解説を書いたプレートを下げているお宅がありました。最近は「花を盗らないでください」という悲しいプレートは見かけますが、なんとも楽しい40分の散歩道です。
本会のホームページ「研究所へのご案内」にはありませんが、気候のよい時期に研究所にお越しの際は、ゆっくり歩いて帰られてはいかがでしょう?といっても、私はこの季節しか歩いておりませんが・・・・・・。
新杉田方面には、昨年オープンして主婦に話題の「コストコホールセール」やアウトレットの「横浜ベイサイドマリーナ」なんてスポットがあります。
ところで、電車の少ない昼間の時間、東京方面から研究所にいらっしゃる際は、品川から京浜急行の快速特急か特急に乗り「金沢文庫駅 東口」から、タクシーに乗られると早いです。JRは乗り継ぎがわるいと横浜駅から1時間以上かかる場合があります。
研究所観光便りでした。
(食品工学研究室 細井順子)
<2005年3月の主な業務>
試験・研究・調査
容器包装詰低酸性食品のボツリヌス食中毒に対するリスク評価
耐熱性好酸性菌の芽胞形成用培地の検討と耐熱性測定
食品の回転殺菌における熱伝達
オンライン情報検索
インターネットによる情報管理
データベースの実用化
依頼試験
新規受付34件、前月より繰り越し18件、合計52件。うち完了30件、来月へ繰り越し22件。
主要項目:揮発性成分分析、ヒスタミン分析、原因究明(変色、異臭、異物)、官能評価、微生物接種試験、菌株同定、変敗原因究明、菌株分与、容器寸法、性状および性能試験、英文証明書作成、対米輸出工場登録、文献複写、通関統計データ処理
その他
産業廃棄物および廃棄試薬処理業務
殺菌管理主任技術者講習会業務(第70回講習会講師担当)
テレビ局撮影応対
研究会業務(情報誌作成およびチルド食品研究会および食品包装プロセス研究会会議開催)
北海道缶詰協会主催殺菌品質管理講習会業務(講師担当)
技術委員会業務(会議出席)
厚生労働省科学研究班業務(研究班会議出席)
所内床清掃対応業務
FDA管理サービス関連業務
会員サービス他(文献調査、見学、電話、電子メール回答)