(缶詰時報 2007年6月号掲載) |
スーパーのちらしを眺めていた際、4月4日はあんぱんの日と銘打った特集コーナーに興味を惹かれました。記念日も販売促進に一役買っているようです。
10月10日といえば、2000年の祝日法改正前に親しんでいた体育の日の記憶が今でもよみがえりますが、それを除いても目の愛護デー、まぐろの日、釣りの日、銭湯の日など記念日が目白押しです。そして、北海道開拓使が1877年10月10日、石狩市に我が国初の缶詰工場を設置し、石狩川で獲れたサケを原料に缶詰の製造を開始したという歴史の記録に基づいて日本缶詰びん詰レトルト食品協会が1987年に制定した「10月10日は缶詰の日」です。10月10日に限らずの願いでもありますが、食の歳時記のように格別に人々の思いを喚起する記念日となれば嬉しい限りです。
現在、日本には15の国民の祝日が存在しています。今年から4月29日が昭和の日となり、みどりの日が5月4日に変更されたことは記憶に新しいところです。
今回を機に国民の祝日に関する法律を調べてみましたが、それぞれの祝日の意義に初めて触れたような気がします。昭和の日は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」とされていました。また、法律で具体的に月日が明記されず春分の日は春分日、秋分の日は秋分日と定められていたことも今回初めて知りました。国立天文台が前年2月の官報で公表するこれらの祝日は、2007年は3月21日と9月23日、2008年は3月20日と9月23日となっています。天文学に基づいて年ごとに決定される国家の祝日は世界的にみても珍しいようです。
世の中には国民の祝日から個人的な記念日まで様々な記念日や特別な日々が存在します。今年は、1927年3月15日に日本缶詰びん詰レトルト食品協会が設立されてからちょうど80年を迎える節目の年です。八の文字が表すように、業界が末広に発展することを願ってやみません。
(情報管理研究室 加藤睦美)
<2007年4月の主な業務>
試験・研究・調査
有芽胞乳酸菌の芽胞形成用培地の検討
食品の通電加熱
熱水スプレーレトルトの温度分布
インターネットによる情報管理
データベースの実用化
依頼試験
新規受付68件、前月より繰り越し24件、合計92件。うち完了66件、来月へ繰り越し26件。
主要項目:貯蔵試験、ヘッドスペースガス分析、異物検定、付着物同定、品質調査、測定(油脂特数、水分活性)、繊維量定量、原因究明(pH上昇、粘度上昇、変敗)、試製、微生物接種試験、菌株同定、菌株分与、無菌試験、容器性能試験、容器密封性状試験、FDA殺菌条件申告、FDA施設登録管理、英文証明書作成、ホームページ管理、通関統計データ処理
その他
基礎技術講習会開催講師担当
研究会(食品包装プロセス会議開催(キユーピー(株)五霞工場見学)、チルド食品情報原稿作成)
(独)水産総合研究センターまぐろ研究所設立記念シンポジウム聴講
第10回ファベックス2007、第4回デザート・スイーツ&ドリンク展調査
FDA管理サービス関連業務
会員サービス他(技術指導、文献調査、見学応対、電話、電子メール回答)