(缶詰時報 2008年7月号掲載)

ュースや天気予報などでよく耳にする季節を表わす言葉で、二十四節気(にじゅうしせっき)と言うのがありますが、皆さんは全てご存知でしょうか。私の場合は、冬至、夏至、春分、秋分、立冬、立夏、立春、立秋、啓蟄、大暑、大寒、少暑、小寒、これくらいしか頭に浮かびませでした。他には、雨水、清明、穀雨、小満、芒種、処暑、白露、寒露、霜降、小雪、大雪、があります。知っているようで結構知らない、あるいは忘れていることが多いものです。ちなみに、季節を表す言葉でよく使われる土用や彼岸、八十八夜等は雑節と呼ばれています。

十四節気は旧暦において、日付と季節を一致させるために用いられていたものであり、現在旧暦の日付を決定するには二十四節気が必要とされています。

その求め方は1年を24等分(時間分割)し名づける恒気法と太陽の黄道上の位置を24等分(空間分割)して、その点を太陽が通過する瞬間で決定する定気法があり、旧暦では定気法が採用されていたそうです。また、二十四節気の名称は古代中国が由来であることから、日本においては季節感に若干のズレがあるように感じます。

て、5月に入ってからは中国で地震、ミャンマーでサイクロンの災害がありましたが、四川省大地震は大規模な被害が広域にわたり、被災者の数も驚くほどで、連日テレビのニュース番組に釘付けでした。また、ミャンマーのサイクロンによる甚大な被害が報道されると、援助物資等の支援が十分に届いていない被災地の映像に胸がいたみました。被災された方々に缶詰やレトルト食品などの援助物資が届けられればと祈るばかりです。

(食品化学研究室 田口真寿美)


<2008年5月の主な業務>

試験・研究・調査

  1. 果実類の有機酸組成および陰イオン組成等の分析

  2. 交流高電界加熱による耐熱性細菌芽胞の挙動(会員企業との共同研究) 

  3. 変敗缶詰食品から分離したC.thermosaccharolyticum の芽胞の耐熱性測定

  4. 通電加熱の熱伝達シミュレーション

  5. インターネットによる情報管理

  6. データベースの実用化

依頼試験

 新規受付23件、前月より繰り越し20件、合計43件。うち完了27件、来月へ繰り越し16件。

主要項目:貯蔵試験、分析(ヘッドスペースガス、栄養成分等)、ヒスタミン定量、同定(付着物、沈殿物)、異物検定、原因究明(異味、異臭、変色、崩壊、苦味)、微生物接種試験、耐熱性試験、無菌試験、菌株同定、かたさ測定、FDA殺菌条件申告、英文証明書作成、ホームページ管理、通関統計データ処理

その他

  1. 基礎技術講習会講師担当

  2. 研究会(食品包装プロセス情報誌発行、チルド食品情報誌原稿作成)

  3. 水産利用懇話会出席

  4. 食品ハイドロコロイドシンポジウム聴講

  5. 殺菌講習会査定業務

  6. 国際食品工業展調査

  7. 会員企業新工場竣工披露見学会参列

  8. FDA管理サービス関連業務

  9. 会員サービス他(技術相談、文献調査、見学応対、電話、電子メール回答)


Update 2008/7/16

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