(缶詰時報 2010年10月号掲載) |
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毎月、日本経済新聞記事検索サービスを利用して缶詰、びん詰、レトルト食品に関する主に製品情報を収集し、ニュースファイルとしてまとめています。
思い返しますと十数年前は、その都度データベースへ接続してからコマンド検索。すると、文字列がずらずらっと表示されるのみでした。ところが現在の日経テレコン21では、希望すればPDFで紙面が見られる、キーワードがハイライト表示されるなど分かりやすい、マイフォルダ機能では、記事を保存しておいたり、最新の記事を自動的に検索したり、検索条件を保存できるといった多彩なものに進化しています。
検索キーワードにはもちろん缶詰や缶を用いますが、電車に缶詰状態、ドラム缶から発見、酒類といった記事も入ってきますのでこれらを除くための設定をしたり、日経シソーラスと呼ばれる新聞記事検索のための用語集も参考にしながらキーワードを追加したり、掛け合わせたりしています。特に日経4紙では、記事中には出現しない語でもキーワードとしてシソーラス語が付与されていますので、漏れの少ない検索結果が期待できます。
こうした検索結果から垣間見える最近の話題は、ゼロ、ご当地、容器や内容量の軽量化といったところでしょうか。飲料やレトルト食品の記事は割合多く見受けられますが、缶詰やびん詰に関しては幾らかといった感じです。小泉武夫先生の缶詰食品に対する愛情たっぷりのコラムや業界で活躍される方々の紹介なども興味深く、様々な思いが湧きたてられます。
情報を調査していると、もっと広く深くと時間を忘れるほどに力が入ってしまいがちです。日経テレコン21では、見出しや本文の出力件数により課金されるということもあり、最小の出力件数で最良の効果を得るため、キーワード設定や効率化に関わる研鑽に終わりはありません。さらに十数年後に今日を懐かしむ頃、技術社会の進化とともに自分自身も大きな成長を遂げていたいものです。
(食品工学研究室 加藤睦美)
<2010年8月の主な業務>
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Update 2010/10/8 |
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