(缶詰時報'98年10月号掲載)

もうご存知かもしれませんが、日本缶詰びん詰レトルト食品協会のホームページでビデオ(動画)を見ることができます。インターネットではいろいろな形のデータを提供できますが、テキストや静止画に比べてビデオデータは少々扱いが面倒で、これまで対応が遅れておりました。これでやっと胸をはってマルチメディアに対応したと言えます。

きっかけは本会が普及資料として制作した「カンタスティックアドベンチャー」というビデオテープです。漫画版と違って、ビデオはやはり動画を使って紹介したほうがより理解していただくことができます。

ビデオデータをどうやってインターネットでお届けするか少し説明してみましょう。ビデオテープはアナログの記録ですからデジタルデータに変換する必要があります。このインターフェースをビデオキャプチャボードといいますが、最近やっと安価なものが出てくるようになりました。これを使いAVIファイルという形式にすると簡単に保存再生ができます(Windowsの場合)。しかし、これはすぐに何メガバイトという大きなファイルになってしまい、インターネットで提供するには適していません。そこで圧縮と復元再生するソフトが必用になります。いくつかある中で当ホームページではリアルプレイヤー(RealPlayer)を採用しています。したがって当ホームページでビデオをご覧いただくには、まず、このソフトを入手してください(入手方法はホームページに案内しています)。

現在提供しているビデオデータは、冒頭の「カンタステッィク・アドベンチャー」の紹介と、缶詰やレトルト食品の製法の解説、および缶詰、レトルト食品を使った料理のさわりです。

また研究所の屋上からの風景もご覧いただくことができます。実は私がビデオカメラで撮影編集した初めての作品です。スチルカメラと違ってムービーカメラの操作は勝手が違い苦労しましたが、出来上がってみるとなかなかのものと自画自賛しています。次回作品はもっと実用的な内容に取り組みたいと思います。乞うご期待。

(第4研究室室長 増田 寛行)


<'98年8月の主な業務>

試験・研究・調査

  1. 旗影会助成事業「卵黄リゾレシチンの抗菌効果」
  2. 旗影会助成事業「コーンの加工によるフレーバーの変化」
  3. レトルト食品のシングリングに関する研究
  4. 缶びん詰製造技術に関する文献調査
  5. オンライン情報検索
  6. インターネットによる情報管理
依頼試験
 新規受付25件、前月より繰り越し22件、合計47件。うち完了24件、来月へ繰り越し23件
 主要項目:各種缶詰の貯蔵試験、白濁原因究明、容器欠陥原因究明、ヒスタミン測定、栄養成分分析、異物検査、容器適正試験、膨張原因究明、細菌接種試験、変敗原因究明、菌株分与、FDAプロセスファイリング文書作成、熱伝達測定、レトルト温度分布測定、通関統計データの処理

その他

  1. 会員への技術サービス(資料提供、電話回答、面談)
  2. HACCP主任技術者講習会査定
  3. GMPマニュアル原稿作成
  4. 下水道検査対応
  5. 設備補修工事立合
  6. 主任技術者講習会関係業務(巻締主任技術者)
  7. 研究会業務(チルド食品、食品包装プロセス)
  8. レトルト食品品評会事務局業務
  9. 分析講習会参加
  10. コンピュータソフト作成
  11. 見学対応

登録:1998/10/19
(c)1998, (社)日本缶詰びん詰レトルト食品協会 Japan Canners Association