缶詰、びん詰、レトルト食品の種類
缶詰、びん詰、レトルト食品にはたくさんの種類があります。缶詰、びん詰、レトルト食品として加工できないものはありませんので、あらゆる食品を缶詰、びん詰、レトルト食品にすることができます。
ただし、缶詰は「食品を容器に密封して加熱殺菌(加圧加熱殺菌)」を施しますので、例えば「お刺身の缶詰」は残念ながら作ることは出来ません。
また、「ありそうでないもの」ということでしたら、例えば缶詰なら「バナナ」や「スイカ」などでしょうか。現在の日本では製造されていませんが、その昔は「スイカ」の缶詰は作られていました。「バナナ」は日本にはありませんが、外国では製造販売されているところがあるようです。
強いて言えば、「作られていない缶詰」=「ニーズがあるかどうか」ということになりそうです。季節を問わず、日常的に手に入りやすい食材はあまり缶詰になっていないということです。
缶詰の種類
-
水産缶詰
かに、さけ、ツナ、さば、いわし、さんま、ほたて、赤貝、あさり、など果実缶詰
みかん、もも、さくらんぼ、パイナップル、りんご、洋なし、ミックスドフルーツ、など野菜缶詰
トマト、アスパラガス、スイートコーン、マッシュルーム、大豆、ゆであずき、など畜肉缶詰
牛肉大和煮、コンビーフ、うずらの卵、やきとり、ソーセージ、ランチョンミート、など調理缶詰
カレー、ミートソース、デミグラスソースなどのソース類、コーンスープ、おでん、など
びん詰の種類
-
水産びん詰
のりつくだに、鮭フレーク、など果実びん詰
さくらんぼ、栗甘露煮、など野菜びん詰
えのきだけ(なめたけ)、メンマ、ヤングコーン、ピクルス、オリーブ、などジャムびん詰
いちご、マーマレード、りんご、ブルーベリー、あんず、など調理びん詰
めんつゆ類、ベビーフード、など
レトルト食品① パウチ詰食品
-
包装形態は、四方がシールされたパウチ状で、金属箔積層パウチ(不透明パウチ)と透明パウチの二種類があります。また、これらパウチには平袋と自立型のスタンディングパウチが使われています。
これらパウチ詰食品は、製品の種類や生産量も多く、レトルト食品の主流を占めています。
1. 調理済み食品
カレー類(ビーフ、チキン、ポ-ク)、シチュー(クリーム、コーン、トマト)、ハヤシ、スープ(コーン、ポタージュ、チキン、野菜)、パスタソース(ミートソース、クリームソース、ペペロンチーノ)、料理用ソース(ドミグラスソース、ホワイトソース、中華あわせ調味料)かまめしの素、八宝菜、マーボー豆腐、丼類の素、おでん
2.食肉加工品
ハンバーグ、ミートボール、ヤキトリ、鶏肉油漬、コンビーフ、ソーセージ、酢豚
3.水産加工品
ツナの油漬け、エビクリーム煮、ウナギのかば焼き、さんまのかば焼き、サバみそ煮
4.米飯類食品
赤飯、五目めし、牛めし、チキンライス、とり釜めし、白飯、おかゆ、雑炊
5.その他食品
ぜんざい、ベビーフード、介護食
レトルト食品② 成形容器詰食品
-
成形容器詰食品は、食品をトレーやカップ状の成形容器に詰め、ふたをシールしたのち、レトルト殺菌したものです。容器には中身の見える透明容器と外部からの光をしゃ断する不透明容器とがあり、この種の食品類には、固形物が主体の食品や液状の食品などが含まれます。製品の種類としては次のものがあげられます。
1.調理済み食品
シチュー、カレー、ハヤシ、おでん、スープ類
2.食肉加工品
ハンバーグ、ハム、ソーセージ
3.水産加工品
イワシやサバなどの魚類の水煮・みそ煮、貝類水煮・味付
4.米飯類食品
白飯、おかゆ、赤飯、ピラフ、チャーハン
5.その他食品
ベビーフード