お正月気分も抜けたころ、食べたくなるのがカレー。1月22日は「カレーの日」だとご存知でしょうか？

 

1982年（昭和57年）、全国学校栄養士協議会が学校給食開始35周年を記念し、1月22日の給食のメニューをカレーにすることを決め、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなんで、「カレーの日」に定められたそうです。

 

1968年に世界初の市販用レトルトカレー「ボンカレー」が発売されてから、昨年2018年に50周年を迎えました。今では各メーカーから色々な種類のレトルトカレーが発売され、2018年3月30日付の『日経MJ』によると、レトルトカレーの購入額は2012年から伸び続けて2017年に461億円となり、初めてカレールーを上回ったそうです。

 

レトルトカレーは実に様々な種類が登場しています。

本格的なスパイスカレー、有名店のカレーや、タイ、インドの本場の味が楽しめるものはスーパーやコンビニでも見かけるほどですが、他にも、その土地の食材を生かしたご当地カレーなども人気で、旅行先ではご当地カレーを探すのが楽しみになっています。果物（いちご、メロン、みかん、白桃、リンゴ、さくらんぼ、びわ）などが入ったものや、熊肉、アザラシ肉などが入ったものもあります。アザラシカレーを見つけた時購入しておけば良かったと後悔しています。ピンク、青、白などカラフルなものもあり、レトルトカレーって本当にすごいな～と思います。

 

レトルトカレーの魅力は何と言っても簡単で美味しいこと。湯せんで3〜5分温めてご飯にかければ出来上がりますし、お皿に移して電子レンジで加熱してもOK。これは従来のアルミパウチでの調理方法ですが、近年は箱や袋のまま電子レンジで温められるレトルトカレーもぐんと増えており一層便利になっています。簡単で美味しいレトルトカレーの需要は、今後ますます伸びて行くと思います。

 

そのまま手を加えなくても美味しいレトルトカレーですが、ちょい足ししたり、盛り付けをちょっと変えるだけで、手の込んだお料理に見えます。いつものレトルトカレーをちょっとおしゃれに変身させる技をご紹介します。レトルトカレーを美味しく演出しましょう。

 

１：ライスを変える

白米を五穀米や玄米に変えるだけでも、見た目はオシャレに。バターライス、ガーリックライスにしたり、ライスにみじん切りのパセリを混ぜてみたり、ライスにドライパセリや黒こしょうをかけるだけでもグンとオシャレ度がアップします。ターメリックライスやサフランライスに変えるとより本格的に。ライスでなくパンに変えても。パンとレトルトカレーの相性も抜群です。うどんやパスタ、お餅にかけても美味しいです。

 

２：盛り付けを変える

いつものカレー皿を、和食器や平皿、プレートなどに変えてみてください。お椀などの丸い器にライスをぎゅっと押し入れ、お皿の上にひっくり返せば、まるでカフェのようなおしゃれな盛り付けになります。スキレット（小さなフライパン）やグラタン皿に入れてシュレッドチーズをかけて焼くと、焼きチーズカレーになります。数人で違う種類の味を食べる時は、ライスを縦長に盛り付け、左右に違う種類のレトルトカレーを盛り付けるのもおすすめです。器や盛り付けを変えるだけでテンションが上がりますので、ぜひお試しください。

 

３：食感をプラスする

フライドオニオン、フライドガーリック、ナッツ類をトッピングすると、見た目もおしゃれになり食感がプラスされて、いつものレトルトカレーがグレードアップします。私は市販のフライドオニオン＆ナッツを常備して、食べる前にパッパと振っています。サクサクの食感をプラスするという意味でも、カツやエビフライをトッピングするのもおススメです。

 

４：色のある野菜を追加する

焼き野菜や素揚げした野菜を盛り付けの最後にあとから乗せると、見た目もカラフルでオシャレになり、栄養価も増します。なるべく旬の野菜を使い、赤、黄、緑の三色があると彩りが豊かに感じられるので、バランスよく盛り付けるのがポイントです。

 

◦赤い野菜：赤パプリカ、トマト、にんじんなど。

 

▼▼レシピはこちら
『レトルトカレー野菜添え』
材料（1人分）

（作り方）

①食べやすい大きさに切った野菜を素揚げする。レトルトカレーを温める。
②器にサフランライスとカレーを盛り付け、サフランライスにドライパセリをかけ、①の野菜をトッピングする。
※サフランライスは、「サフランライスの素」がいくつかのメーカーから発売されていますので、これを使うと便利です。（炊飯器に米とサフランライスの素を入れ、通常通り炊くと出来上がります）