2019.02.05

花粉症対策レシピ(2月)

今年もまた、花粉症の季節がやってきました。
昨年2018年は前年よりスギ花粉飛散量が多く、とてもつらい症状に苦しんだことを思い出します。

花粉が原因(アレルゲン)となって起こるアレルギーの総称が「花粉症」。
空気中を飛散している花粉が鼻や眼の粘膜に付着すると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみなどのさまざまな症状が現れます。

そのほかにも、喉のかゆみやイガイガ感、皮膚のかゆみ、頭がボーっとするなど、鼻や眼以外の症状が現れる人もいます。
私は鼻水、眼のかゆみ、耳の穴までかゆくなり、毎年顔がボロボロになるほど花粉症に悩まされているので、今年の花粉飛散量が気になります。一般財団法人 日本気象協会が2018年12月12日に発表した「2019年 春の花粉飛散予測(第2報)」と、ウェザーニューズが2018年12月4日に発表した「2019年花粉シーズンの第二回花粉飛散傾向」を調べてみました。

これら予報をまとめてみますと、スギ花粉の飛散は、西・東日本で2月中旬~3月中旬が、東北では3月中旬から4月中旬がピークと予想されています。

以降はヒノキ花粉の飛散時期となりますが、4月中旬までがピークとなるようです。
飛散量的には、全国的に平年を上回る予報となっています。昨年比では3倍近いとの予報も見られました。これには昨年の記録的猛暑によるスギの生育が影響しているとのことです。
(詳しくは各予報をご覧ください。)

 

このように、地域によって差はありそうですが、やはり今年も花粉症の人には辛いシーズンになりそうです。
これまで花粉症の症状が軽かった人やまだ発症したことがない人も、突然発症することがあります。
毎年の花粉症対策には、症状が出る前から始めることが肝心ですので、マスクやメガネなどの対処に加えて、食事で体の内側からの対策もとりいれましょう。

 

花粉症は、花粉に対して免疫が過剰に反応してしまい、アレルギー症状を引き起こすものです。
花粉症対策の民間療法には諸説あり正解はありませんが、体の抵抗力、免疫力を整えるという観点で、ここでは腸内環境に注目したいと思います。
腸には免疫細胞の多くが存在するため、腸内環境を整えることで、花粉症の予防や改善に期待したいですね。

腸内環境を整えるには、納豆やヨーグルトなどの発酵食品、根菜やきのこ、海藻など食物繊維の多い食品、抗酸化作用のあるビタミン、ミネラルが豊富な緑黄色野菜を食べましょう。
また、DHA、EPAはアレルギー症状を和らげる働きがあるとされていますが、これらを豊富に含む青魚(さば・いわし・さんまなど)も積極的に食べましょう。

また、体の冷えも要因の一つとする説もありますので、しょうがやねぎなど、体を温める食材も取り入れましょう。
これを食べると良くなるという即効性のある食べ物は残念ながらありませんが、花粉症のアレルギー症状を抑えるとされる栄養素を組み合わせて摂ることにより、単体で摂るよりも相乗効果によって花粉症の予防や改善が期待できると考えたいです。
普段の食事と同じで、栄養バランスの良い食事をすることが、花粉症対策にも大切と思われます。

 

生活リズムを整えることも免疫力を整えるためには重要ですので、十分な睡眠、バランスの良い食事をとり、花粉症の辛いシーズンを乗り切りましょう。

 

▼▼レシピはこちら
『いわしとトマトのチーズホイル焼き』
材料(1人分)

いわし蒲焼き缶……1缶

トマト……中1個

シュレッドチーズ……30g

お好みでドライパセリ……少々

(作り方)

①トマトを1cmぐらいの厚さに切り、アルミホイルに並べる。
②上に缶汁ごといわし蒲焼き、シュレッドチーズをのせて、チーズにつかないようにアルミホイルをとじる。
③トースターの受け皿にのせて10分焼き、出来上がりにお好みでドライパセリをかける。
(汁がこぼれないように気を付けて下さい)

 

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