丑の日に食べるものは?(7月)
今年2018年は関東甲信越地方が梅雨入りしたのは6月6日で、6月29日には梅雨明けしました。平年(7月21日ごろ)より22日早く、昨年(7月6日ごろ)より7日早い梅雨明けで、関東甲信地方が6月に梅雨明けするのは初めてのことだそうです。
梅雨明けしたとたん、うだるような暑さが続き、夜間も気温が高く、体にこたえる暑さになり、体調を崩している人もいらっしゃるのではないでしょうか。室内外の温度差による自律神経の乱れ、熱帯夜による睡眠不足などで食欲不振、体のだるさなど、いわゆる夏バテになりやすくなります。
この季節「夏バテ解消に土用の丑の日にうなぎを」とスーパーにはうなぎが並びますが、今年の丑の日はいつでしょう?
◆土用の丑の日とは
「土用」は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の「期間」を示す言葉で、昔の暦では日にちを十二支(子・丑・寅・卯…)で数えていました。
つまり“土用の丑の日”とは、土用の期間におとずれる丑の日の事を指しています。土用は毎年変わるため、もちろん丑の日も毎年変わります。
立夏・立秋・立冬・立春それぞれに土用があるので、年に何回かやってきます。
今年、2018年の土用の丑の日は
1月21日、2月2日、4月27日、7月20日、8月1日、10月24日、11月5日です。
2018年は夏に土用の丑の日が2回あり、7月20日を「一の丑」、8月1日を「二の丑」と呼びます。
◆どうして丑の日にうなぎを食べるようになったのでしょう。
昔は丑の日に頭に「う」の字がつくものを食べれば夏バテしないと言われていました。
「夏に売り上げが落ちる」と鰻屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が、その言い伝えを利用して夏の土用には頭に「う」がつくうなぎを食べるように宣伝せよ、と言ったところ、これが当たって世間に広まったというのが有名な説です。
土用の丑の日うなぎの日
食すれば夏負けすることなし
昨今では、漁獲量が激減し値段が高騰しているうなぎですが、名前に「う」こそつかないものの、うなぎと同じくらい栄養価が高いさんまの蒲焼、いわしの蒲焼などの缶詰を活用するのもおススメです。これら蒲焼缶はお求めやすい上、たんぱく質、ビタミンB2、ビタミンD、DHA、EPAなどの栄養価でうなぎに引けをとりません。そればかりか、カルシウムと鉄分はうなぎより多く含まれているのも特徴です。そんなわけで、さんまやいわしの蒲焼缶は夏バテ解消に大いに活躍してくれます。
今年の丑の日は、魚(うお)の蒲焼缶と「う」のつくレシピで、しっかり食べて暑い夏を乗り切りましょう!
▼▼レシピはこちら
『土用の丑の日におススメレシピ』
◆いわし蒲焼缶の冷や汁風ぶっかけ豆乳うどん
材料(1人分)
いわし蒲焼缶……1缶
白すりごま……大さじ1
調整豆乳……3/4~1カップ(150~200ml)
カイワレ大根……適量
梅干し……1個
◆作り方
① 冷凍うどんを表示通りに加熱する。
② ボウルにいわし蒲焼きを缶汁ごと入れてほぐし、その中に豆乳、白すりごまを入れて混ぜる。
③ 器に①のうどんをのせ、上から②をかけ、最後にカイワレ大根と梅干しをのせる。