17. 原料はいつも生鮮のものが使われているのですか?

缶詰の原料は、出回りの最も多い、すなわち旬に当る時期の味のよいものが使われるのが一般的です。しかし、近年は冷凍技術が進歩したので、魚や肉はいうまでもなく、ジャム原料のいちごなども冷凍原料が多く使われるようになりました。これらの冷凍原料は原料産地において生鮮原料の出回り時期(旬)に製造されるので、冷凍後の保管条件や解凍方法が適正であれば、生鮮原料とほとんど同じ条件とみてよいでしょう。

なお、果汁原料についても、搾汁した原果汁をそのまま、あるいは濃縮果汁として冷蔵し、年間を通じて、ジュースやネクターの製品が作られています。