29. あさり水煮缶で身と液汁が緑っぽいが大丈夫ですか?

あさりは3~6月にかけて漁獲されたものが最も肉質や香味がよいとされています。ただ、初期の3~4月には餌となるプランクトン(藻類)に由来する緑色が強くなる時期でもあり、このプランクトンを食べたあさりの内臓部に緑変がみられるようになります。このあさりを原料として缶詰にした場合、あさりの身のほか、液汁まで緑がかることがあります(この現象はグリーンフィードと呼ばれています)。このように、グリーンフィードは季節による自然な現象であり、食品の安全上の問題はありません。しかし、これは製品としては見た目がよくないため、漁獲時期をずらしたり、産地を変更するなどの対応を行っています。