52. JAS検査はどのように行われていますか?
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缶詰にJASマークを付けようとする場合は、まず、工場の施設、機械設備、技術者、品質管理の状況などについて、農林水産省に登録した登録認定機関の審査を受けます。一定の基準に適合しているときは、登録認定機関によりJAS認定工場としての許可を受けることができます。
JAS認定工場は、製造工程や品質管理体制などの状況からみて、常に製品の品質が安定していて、規格への適合性が確保されていると認められた工場であることから、製品について自らが検査し、合格・不合格の判定を行うことができます。
検査の手順と項目は、まず、表示された事項を調べ、量目を計り、つぎに外観、色沢、香味、肉質、夾雑物・異物の混入の有無などについて、主として官能による検査が行われます。表示と量目が適正であり、変敗や異物の混入がなく、品質が一定の基準を保持していると認められたときは合格と判定されます。
なお、果実シラップ漬の糖度、魚や肉の味付の調味液の濃度などについては、糖用屈折計による示度を、ジュースについては、エタノール分、精油分、揮発性酸度、糖度、酸度、ビタミンCなどについて、それぞれ測定し、計量的検査が行われています。
JAS認定工場の場合は、あらかじめJASマークを印刷してある缶を使って製造することが認められています。