03. 缶詰、びん詰、レトルト食品の国内消費はどれくらいですか?

缶詰、びん詰の国内消費は、家庭消費と業務用に利用されています。

最近の国内消費量は、果汁、コーヒー飲料などの缶詰を含め(ビール、炭酸飲料、スポーツ飲料は除く)、輸入品を加えると、406万トンと推定され、国民1人当たりの消費量は約31.8kg、これは250g容量に換算すると127缶になります。飲料を除く食料缶詰、びん詰では、約8.3kg、33缶です。

一方、レトルト食品は、缶詰と比較して歴史は浅いですが、昭和43年に登場して以来その数量を増やしつづけています。現在の消費量はおよそ35万トン(国内生産量に同じ)となっており、国民1人当たり2.8kgで180g入りの袋に換算すると15袋分に相当します。これは10年前の2.2kg、12袋のおよそ1.3倍であり、今後もますます伸びると予想されます。

缶詰、びん詰、レトルト食品には、そのまま食べられる調理済みのもの、料理の素材として利用できるもの、おやつやデザートとして使えるもののほか、各種の飲料、スープ、調味料などがあります。従って、家庭消費のほか、ホテル、レストラン、飲食店、喫茶店、列車食堂などの外食産業向けや、学校、工場、病院などの集団給食用としての需要が多くあります。