14. 栄養成分の表示はされていますか?

健康増進法に規定されている「栄養表示基準制度」では、特定の栄養成分を強調して表示する場合は、それ以外に「熱量」、「たんぱく質」、「脂質」、「炭水化物」、「ナトリウム」の5つについても表示するようになっています。また、表示を望む消費者の声が高まっていることに応えて、強調表示がされていなくても栄養成分を表示する製品が増えています。

表示されている成分含有量は、賞味期限まで保たれます。しかし、缶詰、びん詰、レトルト食品の場合は主原料のほとんどが天然物を用いていますので、水産物や農産物の漁獲・収穫される場所、時期によって成分含有量の異なるものが多くなります。したがって成分表示が難しい品目もあり、製品によっては表示されていないものもあります。また、表示されている場合は、上記の理由により成分含有量に幅を持たせて表記しているものもあります。

ちなみに、収穫時期や場所による主原料の個体差については、栄養成分の他にも、例えば果物などの農産物ではかたさや色合いなどに違いが現れる場合もあります。