新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
令和8(2026)年は昭和元(1926)年から起算して満100年を迎え、「昭和100年」となります。現代日本において昭和は激動の時代であり、第二次世界大戦による荒廃とその復興に始まり、経済大国へと変化を遂げた後は、平成、令和とたすきを繋いでまいりました。我々の業界に限らず、国全体にいえることですが、100年の間には様々な困難があり、それらを一つずつ乗り越え、現在に至っております。「昭和100年」といえば一言で片付いてしまいますが、その間に起きたことを思い浮かべますと、難題を乗り越えられた先人の方々の偉業に対して深く敬意を表する次第であります。
ここ数年、国内の経済はインフレ傾向にあり、様々な分野で商品価格が上昇しています。特に生活者に直結している食品は、値上げが頻繁に報道され社会的な関心が高まりました。近年は毎年の酷暑や黒潮の大蛇行など地球規模での環境変動によって国内原料の確保が難しくなり、また、燃料・資材・飼料・肥料・輸送費などの値上げも加わり、食品事業者におかれましては対応に苦慮されていることと存じます。そのような中であっても、会員企業の皆様方の努力により、生活者の方々に安心・安全で美味しい缶詰・びん詰・レトルト食品が届けられています。今後も様々な局面に立ち向かうことになるでしょうが、乗り越えるには業界が一つになり、未来への歩みを進めることが重要になります。
当協会は公益法人として「普及啓発事業」、「調査・情報伝達事業」、「人材育成・相談事業」、「研究開発事業」の4つの公益目的事業を中心に、会員企業の相互扶助を目的とした共益事業、検査器具や書籍等の斡旋を行う収益事業等に取り組んでおります。本年も積極的な事業展開や効率的な事業運営を通じ、会員企業各社様の事業推進のお役に立てるよう精一杯支援させていただくとともに、その活動を通じて社会に貢献できるよう尽力いたします。
昭和2(1927)年に発足した当協会は、令和9(2027)年に創立100周年を迎えます。これほどの歴史を積み重ねられたのは、会員企業の皆様方の多大なるお力添えがあったからこそであり、ここに深く感謝申し上げます。令和9年(2027)には、保存性・安全性・利便性に優れた缶詰・びん詰・レトルト食品をアピールするため、創立100周年記念事業を計画しておりますので、会員企業の皆様方におかれましては、是非ともご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後に、本年も会員企業各社ならびに関係各位の皆様方の一層のご支援とご協力をお願いするとともに、本年が皆様方にとってより良い年になることを心より祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。
令和8年 元旦
公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会

(いけみ まさる)
