缶詰時報 2001年12月号 目次
平成13年の缶詰業界
..........................森 光國
缶詰業界の1年を日本缶詰びん詰レトルト食品協会の活動のなかから振り返る。生産輸出入動向、消費活性化に向けた活動、高齢化社会に備えた介護食協議会の立ち上げ、法規制(JAS見直し、食品衛生法、容器包装リサイクル法等)、安全性確保をめぐる問題(狂牛病、バイオテロ、異物混入、HACCP、食品接触面の衛生管理等)への対応、新技術の開発利用、遺伝子組み換え食品やアレルギー物質などの表示問題等について触れる。
第22回レトルト食品品評会
−出品製品に新奇性を持った製品が散見−
..........................日本缶詰びん詰レトルト食品協会
今回の出品点数は355点、出品企業数は51社であった。品評審査の結果、”大塚のビーフカレー”と”いなばのチキンスプレッド”が農林水産大臣賞に選定された。これら出品物について、部門別、容器形態別、内容量・価格帯別に統計処理し、傾向を分析する。また賞味期限、栄養成分表示状況について整理したうえで紹介する。あわせて出品物全リストを掲載する。
牛海綿状脳症(BSE)問題の周辺
−保健所に報告された内容の公表資料を中心に−
本年9月にわが国で初めての発症が確認されたBSEは、消費者を不安に陥れ、牛肉及び牛関連原料使用加工食品の消費を減退させるという深刻な問題を引き起こしている。このようななかで厚生労働省は、加工食品の製造業者等を対象に牛の脳や脊髄等の特定危険部位を含むおそれのある牛由来原材料使用製品の実態調査(所轄保健所への報告)を行った。同時に日本缶詰びん詰レトルト食品協会も保健所への報告実態調査を行った。本稿では、この調査結果とBSEの周辺問題について紹介する。
海外資料
食品開発前線
登録:
2001.12.14
(c)2001, (社)日本缶詰びん詰レトルト食品協会/Japan Canners Association