-
最近の冷凍食品産業の動向
...................................................... 種谷信一
平成15年の冷凍食品国内生産数量は1,496,690トンで前年比100.8%、生産金額は6,795億円で前年比96.4%と数量では微増だったが、金額では減少した。生産数量は、平成12年に初めて前年を下回って以降、減少と増加が1年おきとなっているが、生産金額は4年連続の減少である。家庭用製品に伸びが見られる反面、業務用製品が減少を続けている。品目別ではフライ類の生産回復が目立っている。本稿では、これら業界動向について、拡大が続く海外生産や新製品の傾向に触れながら解説する。
|