ファインダー「放浪」

08年度決算に見る量販店の低価格戦略
...................................................... 名波義久
スーパー各社の本年2月期決算は、大幅な売上減少になっているところが多い。ただ、低価格戦略を強めた食品では、消費者の節約志向や内食回帰などをとらえて粗利もしっかり確保、おおむね好調だった。09年は、大手量販店を含めてディスカウントストア店の開業が相次いでおり、穀物などの相場下降で前年の値上げから一転、NB、PB問わず値下げも目立っている。中小スーパーのM&A、協業も加速してこよう。

08年の清涼飲料生産はわずかに減少
...................................................... 久保喜寛
08年の清涼飲料の生産は1,830.7万キロリットル、約16億3,500万箱（前期比1%減）で着地したとみられる。4〜6月の天候不良や、前年の残暑需要の反動、ガソリンの高騰や食品を含む諸物価の値上がり、消費者の生活防衛意識の高まりなどマイナス要因が多い環境下で善戦ともいえる。消費者の節約志向、価格の安い流通業のPBへ需要が流れたことも、天候要因とあわせて生産販売活動に影響した。09年はマイナススタート、年間生産も微減見込。

缶びん詰、レトルト食品業界の環境問題対応に関する平成20年度調査
...................................................... 日本缶詰びん詰レトルト食品協会

缶詰の生産個数変化
...................................................... 日本缶詰びん詰レトルト食品協会