基礎技術講習会(実習編)

缶詰・びん詰・レトルト食品などの容器詰加熱殺菌食品の食品安全と品質管理の技術を習得する講習会です。主に基礎技術講習会を修了した方を対象としています。
容器詰加熱殺菌食品の品質保持および安全性の確保に重要な容器密封、加熱殺菌、微生物試験、品質評価などについて学習します。講義に加えてグループ実習も行い、実際に設備や器具等を使って操作することで、容器詰加熱殺菌食品の製造全般に関する知識を広げ、理解を深めることができます。
講義・実習終了後に確認テストを行い、その採点結果は修了証とともに後日郵送します。

1. 講習日程

3日間 (1日目 10:00~16:00、2日目 9:00~16:30、3日目 9:00~15:30)

2. 受講料(テキスト代を含む)

日本缶詰びん詰レトルト食品協会 会員 55,000 円 (税込)
日本缶詰びん詰レトルト食品協会 非会員 88,000 円 (税込)

3. 受講資格

缶詰、びん詰またはレトルト食品の製造に関する基礎的な知識を有している者(基礎技術講習会※修了者が望ましい)
※基礎技術講習会については毎月オンラインで受講可能です。

4. 講習カリキュラム

・容器詰加熱殺菌食品の製造方法と密封管理(2時間)
担当講師:日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品工学研究室
講義内容:缶詰・びん詰・レトルト食品の製造方法について解説します。
実習内容:缶詰の密封について二重巻締の実演、各種測定工具を使って巻締検査を行います。レトルト食品の密封について各種装置を使って検査を行います。
・熱伝達測定方法、殺菌値算定方法(4.5時間)
担当講師:日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品工学研究室
講義内容:熱伝達の測定方法ならびに測定結果から殺菌値を算定する方法を解説します。
実習内容:レトルト殺菌機を使用し、缶詰(レトルト食品)の熱伝達を測定します。
・容器詰加熱殺菌食品の種類と殺菌条件(3時間)
担当講師:日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品微生物学研究室
講義内容:容器詰加熱殺菌食品に関係する微生物の種類と特徴、殺菌条件について解説します。
実習内容:製品の安全性評価に必要な無菌試験と原料管理における芽胞数測定について実習します。
・変敗製品の原因究明(2時間)
担当講師:日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品微生物学研究室
講義内容:容器詰加熱殺菌食品の変敗事例ならびに原因究明のための試験方法について解説します。
実習内容:製品の変敗原因を調査するための細菌試験について実習します。
・容器詰加熱殺菌食品の品質変化(4.5時間)
担当講師:日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所 食品化学研究室
講義内容:容器詰加熱殺菌食品の製造時および貯蔵中の品質の変化について解説します。
実習内容:貯蔵したサンプルを使用して開缶検査,品質検査を行います。
・確認テスト(1時間)
●資料参照:不可

5. お問合せ先

公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会 技術部
電話:03-5256-4801  

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