巻締主任技術者資格認定講習会

缶詰の密封に関して、二重巻締の原理や管理について専門的な知識を修得する講習会です。缶詰を製造する企業の生産部門等に所属する巻締技術者を対象としています。
二重巻締の原理、巻締調節方法、巻締機の取扱い、巻締不良原因、巻締の検査および管理について講義します。また、二重巻締機を用いた実習試験を行います。
缶詰のJAS認証工場においては、巻締主任技術者の有資格者が必要です。

1. 講習日程

5日間

2. 受講料

日本缶詰びん詰レトルト食品協会 会員 66,000 円 (税込)
日本缶詰びん詰レトルト食品協会 非会員 99,000 円 (税込)

3. テキスト

・缶詰用金属缶と二重巻締(新訂Ⅱ版) 2,530 円 (税込)
・二重巻締機械の取扱い方法 1,100 円 (税込)

4. 受講資格

缶詰の製造実務経験者で、大卒1年以上、高卒3年以上、その他5年以上の実務経験を有し、かつ巻締実務経験1年以上の有する者

5. 講習カリキュラム

・巻締理論(5時間30分)
担当講師:東洋製罐株式会社 テクニカルセンター 基盤技術開発部
講義内容:二重巻締の原理から巻締機械の操作、調整方法ならびに保守点検について解説します。
・検査と管理(5時間)
担当講師:大和製罐株式会社 品質保証第一部
講義内容:巻締検査方法、巻締不良の原因について解説します。また、統計的手法を用いた巻締管理について解説します。
・金属容器について(4時間)
担当講師:東洋製罐株式会社 品質保証部
講義内容:金属缶の種類と特徴、製造工程について解説します。
・実技試験(3日間)
担当講師:東洋製罐グループエンジニアリング株式会社 充填設備事業部
     大和製罐株式会社 品質保証第一部      
     北海製罐株式会社 品質保証部
実習内容:二重巻締機(5Mシーマー、アドリアンスシーマー、セミトロシーマー)を使って、巻締機械の調整、サンプル缶の検査および評価を行います。また、巻締の理解力等を確認するため、講師と面談を行います。
・学科試験
●試験時間:2時間 ●出題形式:正誤問題、記述問題、計算問題等 ●資料参照:不可

※都合により担当講師が変更となることがあります。

6. 資格の付与

実技試験、学科試験で所定の成績を修めると「巻締主任技術者」の資格が取得できます。

<合格基準>

・実技試験 70点以上(100点満点)
・学科試験 70点以上(100点満点)

なお、資格の認定には申請手続きが必要となります。申請は、缶詰、びん詰またはレトルト食品の製造実務経験年数が、通算で大卒3年以上、高卒5年以上、その他7年以上経過してから手続きを行ってください。下記の認定手数料を納付後、本協会長が「巻締主任技術者」として資格認定を行います。
・認定手数料 11,000円(税込)

7. お問合せ先

公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会 技術部
電話:03-5256-4801  

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