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予防医学とヘルスフード
...................................................... 矢澤一良
食生活のバランスを欠くと生活習慣病罹患率が高まる。健康寿命を全うするためには、悪くなった病気を治す「治療医学」よりも、病気になる時期を遅らせる「予防医学」が大切であり、とりわけ疾病発症時期を遅らせる知的食生活の実践が必要である。本稿では、筆者の長年の研究成果を踏まえて予防医学と生活習慣病、マリンビタミン、DHAやホスファチジルセリンなどのブレインフード、アスタキサンチンなどの抗酸化成分、デトックス(解毒)ヘルスフード素材の関連について解説し、いくつかのヘルスフードを提案する。
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野菜缶詰の供給・市場動向
− 輸入依存度8割に達する −
...................................................... 上田廣志
野菜缶詰国内供給量に占める輸入品の比率は80%超である。輸入品の増加は、円高や原料事情の変動等から国内の有力ブランド筋が中国や東南アジアなどからの開発輸入を積極化したことと、PBブームが顕在化してスーパー・100円ショップ・CVSで100円均一の低価格での特売を行ったことなどが重なって、輸入品が市場に定着したことに因る。市場価格をリードするのは輸入品になっており、今後もこの傾向が続く公算が強いものの、一方では国産品に対する信頼感も根強い。たけのこ、アスパラガス、スイートコーン、マッシュルーム、トマトの缶詰について歴史的背景、現状、製品特性について解説する。
[本誌掲載記事訂正]
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