ジャムの原材料の特長と、効果・効能 |
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あんず |
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食欲増進作用、便秘に効果も。 あんずの持つ甘味はブドウ糖や果糖、酸味はリンゴ酸やクエン酸によるものです。こうした有機酸は、胃液の分泌を促進させて消化を助け、食欲を増してくれます。ビタミンではA(カロチン)が多く、ミネラルではリンと鉄が多く含まれています。日もちが悪いので、ジャムや缶詰、干しあんずにされますが、干しあんずには果糖が非常に多くハイカロリーなので、登山、遠足や激しい運動後などに2〜3個食べるだけで元気が回復します。また緩下作用に優れていますので、便秘がちの人は、毎日食べるとよいでしょう。 脳動脈硬化症のボケ予防に期待。 昔からあんずは、冷え症に効くことで有名ですが、冷え症で虚弱体質の人は、あんず酒(熟したあんず1kgを洗い水切りしたものを、氷砂糖200gとともに広口びんに入れ、ホワイトリカー1.8Lを注ぐ。6ヶ月後にあんずを取り出す)を就寝前に杯一杯飲めば、体が温まり、滋養強壮作用を発揮してくれます。 古く中国では、貧しい患者から治療費を取る代わりに、あんずの木を植えさせました。このことから、医者のことを杏林というようになったわけです。(石原結實)
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